会長挨拶
第75回日本救急医学会関東地方会学術集会
第62回救急隊員学術研究会
会長 木下 浩作
(日本大学医学部救急医学系 救急集中治療医学分野)
この度、第75回日本救急医学会関東地方会学術集会・第62回救急隊員学術研究会を、来る2025(令和7)年2月22日(土)に、東京国際フォーラムにて開催することとなり、鋭意準備を進めております。
第75回学術集会・第62回学術研究会では『そこに救う命がある限り~転帰改善に向けて~』をテーマに掲げ、医療本来の最も大切な事である「治療により患者さんの未来の人生をより良くするために、救急医療でどんなことが出来るか」を礎に議論を重ねていただきたいと考えております。
さらに、日本救急医学会関東地方会は医師部会・看護部会・救急隊員学術研究会を中心として活動を行なっており、約3,500万人の人々が生活する首都圏の救急医療の進歩・発展を図り、救急医学の普及に貢献することを目的として昭和51年に設立された学会であり、同会場で「第62回救急隊員学術研究会」も開催致します。看護部会においてもシンポジウムや教育講演を企画しており、“職種等の枠にとらわれず、数多くの救命救急に携わる方々と患者さんの転帰を改善するにはどうしたら良いか”を核に学びを深めていただきたいと期待しております。
今回の学術集会におきましては、先に述べました「治療により患者さんの未来の人生をより良くするために、救急医療でどんなことが出来るか」の議論とともに、コロナ感染症で大きく変わった医療の姿、今後の地域包括ケアでの救急医療と在宅医療のあり方について、脳卒中・循環器病対策基本法施行以降の脳卒中診療と救急医療との関連についてなど、現在救急医療のトピックスとなっていることに関してシンポジウムを行い活発なご討論をいただき、議論を深めていただきたいと期待しております。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。